幼児教育学科教授
学科長
鈴木 美樹子
基礎音楽、幼児音楽、子どもと表現
教育実習、教職・保育実践実習、総合表現
2021年から2022年は、スポーツではオリンピックイヤーであり、音楽ではちょうどショパン、チャイコフスキー、エリザベトの3大国際ピアノコンクールが開催された年でした。多くの若者が活躍し、その映像はリアルに全世界へ配信され、全世界の人々に勇気と感動を与えました。
幼児教育に携わる人や保育者を目指す学生なら、彼ら・彼女らの幼少期の環境、育ちはどうだっただろうかと考えます。おそらく、人生を変える人との出会いが彼ら・彼女らをより大きく成長させているのでしょう。
「オギャー」と生まれたときの音声は「ラ」の音と言われています。「ラ」から始まる音感教育、足は外部の心臓、手は外部の脳と言われますが、年齢別のわらべうたリトミックは健康な体の基礎を作り、手や指先を使うことで前頭葉を刺激します。味覚がわかり始めた生後5〜6か月から絵本を読み聞かせることにより、聴く力、見る力が育ちます。
そんな日常の子どもたちの姿を現役の園長先生たちから直接学ぶ授業が本学にはたくさんあります。自然豊かなキャンパスは鳥の声が聞こえ、隣接する附属こども園からは園児たちのにぎやかな声が聞こえます。
音楽、造形、体育を総合的に学べる子どものためのファンタジックコンサート(フェスティバル)は、たくさんの感動を与え、高い達成感があり、学生自身の成長へとつながります。1982年の第1回から今年度で40周年の記念の年となりました。
この3年間、コロナ禍の中でも、本学は対面授業、現地実習を行ってきましたが、卒業生をはじめ、本学を支援してくださる多くの方々に支えられていることを実感しています。
人との出会い、関わりを大切にする学生が将来、地域の方々に信頼され、必要とされる人材になることを期待しています。